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ラバーダム防湿をする意味とは?

コラム

2020/02/22






















ラバーダム防湿をする意味は、何故ですか?という疑問にお答えしたいと思います。

まず第一に処置歯の中に、唾液が入らないようにすることです。
唾液は、口の中に出る前は無色透明の液体で無菌です。しかし口腔内には口腔内常在細菌と言われる細菌が500~700種類は存在します。
よって口の中に出た唾液には、細菌が混在しています。
もちろん、虫歯がある人は、虫歯菌や歯周病の人は、歯周病菌も唾液の中に混在している可能性も高いです。
根管治療は、根管内に感染した細菌を可能な限り取り除いて綺麗にする治療です。
なので、細菌を含んだ唾液が根管内に入ってしまうと元も子もないからです。
(ラバーダム防湿以外にも、口腔内の唾液を可能限り吸い取ってしまう特殊な器具もあります。)

その他の理由としては、根管治療では薬剤で根管内を化学的に洗浄しますので、薬剤の飛び散りや漏洩をラバーで防御します。
また、ラバーで防御しているという意味で、治療器具(ファイルと呼ばれる針の器具など)の誤嚥を防ぐことも出来ます。

術者側のメリットは、マイクロスコープ(顕微鏡)を使った根管治療では、処置歯を拡大して視るとおのずと視野が狭くなるので上記の写真のようにラバーで覆ってしまう方が処置歯が視やすく集中力を注いで治療することができます。

ラバーダム防湿は、根管治療を行う上で有効なツールとなっていることには間違いないと思います。










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