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令和6年12月2日で現行の健康保険証の発行は終了。
コラム
2024/03/02
令和6年12月2日で現行の健康保険証は終了し、マイナー保険証を基本とする仕組みに移行されます。
しかし、マイナー保険証の利用率は、厚生労働省の発表によると令和5年12月で4.29%で非常に低迷しています。
当院でも、マイナー保険証の利用率は、現行の健康保険証の利用率と比べて非常に少ないです。
私自身は、マイナンバー保険証の利用率が増加することは、保険証の不正利用などを防ぐためには有効な手段だと思っています。
しかし、現状問題もあると感じています。
マイナンバー保険証を確認するには、専用のPCが必要です。(オンライン資格確認PC)
しかし、そのPCの保守やメンテナンス業者のトラブル対応が十分に行き届いていないと思います。
当院でも、オンライン資格確認PCが導入後約1年半で故障しました。
代品を頼みましたが、代品の台数がないとのことで、貸してもらえず2週間オンライン資格確認PCが使えませんでした。
今回は、現行の健康保険証が使えるので大きなトラブルは出ませんでしたが、マイナー保険証に移行後にこのようなトラブルが起こることを想像するとゾッとします。
また、医療機関が請求する診療報酬も令和6年9月末までにオンライン請求することが、義務化されています。
PCが壊れてしまうとその請求ができなくなってしまいます。
このままでは、マイナー保険証移行後にトラブルが多くなるのではないかと懸念しております。
マイナンバー保険証を義務化するのであれば、保険証確認PCのトラブル対応についてもサポートを充実させてもらいたいものです。
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