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根管治療はこんなにも難しい! 原因は、大臼歯の根管(歯の根の中)の複雑さ

コラム

2017/02/12

歯を残す根管治療


この写真、何かわかりますか?

皆さまの口の中にある上顎の大臼歯の写真です。

1本の大臼歯を横から見た写真(左側の写真)正面から見た写真(右側の写真)です。

上顎大臼歯の歯の根は、写真の三脚立てのように3本あります。(右の写真で考えた方がわかりやすいですね。)

歯の根が3本だから、神経が3本あるとは限らないのです。

赤い部分の歯根の神経は、太い神経1本と細い神経の2本あるのがお分かりいただけると思います。

根管治療(歯の根の治療)が難しい理由はここにあります。

しかも、歯の根の神経は、まっすぐではなく、曲がっていたり、網目状になっていたり、とにかく素直ではないのです。

全ての歯の神経を取りきるということは、ある意味不可能なのです。

なので、歯の神経はできる限り取り除き、歯の根の中を細菌に感染させないといことが、一番大切なのです。

マイクロスコープ(顕微鏡)を用いたとしても、全てが視えるわけではないので無理なものは無理なのです。

でも可能な限り視ながら神経を除去するということに意義があります。

また、洗浄剤、消毒剤、最終に詰める薬をどのタイミングで、どのように使うのかもポイントになるのです。

根管治療がいかに難しいかということが、この複雑な歯の根の神経からおわかりいただけるかと思います。

守口市 はやし歯科医院はこの難しい根管治療に力を入れております。



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